黒川里山セミナーvol.1「古文書が語る里山の生活」を開催

川西市黒川公民館でセミナーを開催しました。
大阪電気通信大学名誉教授の小田康徳先生に、黒川地区に眠る古文書や古絵図を解説していただきました。
参加者は17名。

明治時代に建築された木造校舎で講演していただきました。
みんな、小学生に戻った気分でしょうか。

小田先生のお話では、黒川村の人が書いたと思われる古文書は16世紀以降に現れるとのこと。
古文書に書かれた筆跡などから、当時としてはかなり教養が高かったと推測され、また、書かれている内容から炭の生産で経済的に潤っていたと考えられるそうです。

ユーモアも交えて話していただいた小田先生。
とてもわかりやすい話口でした。

講義の後は、隣の部屋に移って実際に古文書を見せていただきました。

黒川村と隣村の境界を確定した古絵図。
およろ350年ほど前のものとは思えない鮮やかな色彩です。

これらの古文書や古絵図は、残念ながらきちんとした整理や保管ができていないのが現状です。
小田先生は、破損や焼失の心配がない場所で保管しながら、整理や分析を進めて目録を作ることが必要であると力説されていました。
それに向けて手を打っていきたいです。

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