「昔の学校の机・椅子を作ろう」プロジェクト、はじ○(まる)
台場クヌギの森の南側に高々と聳えているヒノキ林。
50年以上前、日本中で造林事業が盛んだった頃(戦後復興と高度経済成長で木材需要が高かった)に植えられてすくすくと育ちましたが、今では外材に押され伐採しても採算が合わなくなり、すっかり利用されなくなってしまいました。
すくすく伸びすぎたために、北側の台場クヌギの日照を遮るようになり、何本かの台場クヌギが枯れてしまうようになったので、ヒノキを伐り倒していますが、問題は伐ったヒノキをどうするか?です。
具体的な使い道がなかったし、現場から下ろすにもクルマが入れないので放置せざるを得ませんでした。
そんなところにメンバーのりんりん社長が「製材して何か作れないですか!」と発案。
いろいろ考えた結果、近くの旧・黒川小学校の木造校舎が改修されているので、昔の直角の机と椅子を作ろうということにしました。
知り合いの木工のワタナベ師匠に設計をお願いし、机・椅子20セットを作るのに直径約25センチ×長さ1.9メートルの丸太が19本が必要となりました。(長さ1.9メートルは軽トラの荷台に積める最長の長さ)
ヒノキが高さ10メートルとしたら、1本のヒノキから1.9メートルの丸太が5本取れるので、ヒノキを4本伐倒すれば丸太が20本取れる計算です。
丸太を山から下ろすのは、里山整備のフジモト師匠に指導をお願いしました。
このように万全(?)の準備を整えて、10月6日の定例活動日にまずはヒノキ2本を伐倒しました。
前列中央がプロジェクトリーダーのりんりん社長
直径40センチ
この日は午前中で作業完了です。
結構暑くって、これだけで体力を消耗しました。
丸太を運び出すのは来週以降です。