シノダ隊長から「鹿柵に鹿が引っかかって死んでいる。柵が引き倒されている。」と連絡を受け、現場へ駆けつけました。
1月に張った鹿柵が見事に倒され茫然自失のシノダ隊長。視線の先では子鹿が網に引っかかっています。
子鹿の死体ですが、生々しすぎて掲載できません。シノダ隊長の見立てでは3〜4歳のメスでした。死んだ後にカラス?などに突かれてます。可哀想ですがこれも自然です。
鹿柵は杭を打ち直し網を張り直して復旧させました。この中の植生が外とどう異なってくるのかを引き続き観察します。
鹿柵を直した後に、次回の保全活動に向けて、シノダ隊長とエドヒガンの周り状況を確認して回りました。
大きく立派なエドヒガンが何本もありますが、その周りにはグミやアベマキなどエドヒガンの生育には邪魔な木が何本もあるので、これを切ってしまうことにしました。
切る木と残す木を見分け、残す木には幹にテープを巻きました。
次回5月の保全活動日から切る木を少しずつ伐採していきます。
現場はこのように雑木がうようよと生えています。長年にわたって手入れがされていなかった様子です。
「この木は要りませんです。切ってしまいましょう」シノダ隊長はパッパッパと切る木と残す木を分けていきます。
左手前の木がエドヒガンです。保全活動した後にこの風景がどのように変わるのかが楽しみです。
クヌギの木に大きなウロがありました。クワガタムシがこの中で繁殖するそうです。ウロの中を覗き込むシノダ隊長の目は少年に戻っていました。
里山班の皆さん、5月から安全に気をつけて一本ずつ切っていきましょう。