「菊炭を守る森づくり」今年も開催
「日本一の里山」川西・黒川の一番の特徴は、今でも炭を焼いていること。
お茶席で珍重される高級炭である「菊炭」が、集落で1軒だけ残った今西さんの窯でこの冬も焼かれています。
「菊炭」の原材料となるのが台場クヌギ。
何十年もの間、枝の伐採と萌芽を何度も繰り返しているうちに、幹の切り口が太い「台場」になっています。
つまり、黒川の台場クヌギと菊炭は深い関係にあり、その歴史は古く平安時代に遡ります。
戦後、炭が使われなくなったことで台場クヌギも日本全国から姿を消しましたが、黒川では今でも炭が焼かれ、クヌギの枝の伐採が続けられ萌芽再生が繰り返されていることから、台場クヌギが生き続けているのです。
これが、川西・黒川が「日本一の里山」と称されている理由です。
しかし、クヌギの山もだんだんと手入れがされなくなり、台場クヌギも数を減らしてきています。
このままでいくと将来、「菊炭」を焼くためのクヌギが手に入らなくなる恐れがあります。
そこで私たちは里山にクヌギの苗を植えて育てることとしました。
去年(2023年3月)は苗を約50本植えました。
今年はさらに約60本の苗を植えます。
少しでもクヌギが増えるよう、皆さんのご協力をお願いします。
- 開催日時: 2024年3月16日(土)
午前9時に能勢電鉄・妙見口駅前に集合
午後0時ごろ現地解散(予定)
(雨天の場合は翌17日に順延します) - 場所 : 川西市黒川字大谷「台場クヌギの森」
https://maps.app.goo.gl/SEWHHFfZkRvcUKV78?g_st=ic - 内容 : 妙見口駅から台場クヌギの森まで、里山博士の服部保先生のミニ里山講座を聞きながら徒歩で移動します。
現地に到着次第、クヌギの苗木を植樹します。
植樹が終われば解散です。 - 参加料 : 無料
- 申込み : ここをクリックしてください。申し込みフォームが開きます。
(先着20名様程度)
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